昨晩、リビングでは歌のゴールデンヒットという番組がついていた

 

女性アーティストのアルバム総売り上げ枚数をランキングする、という企画で

1970年代~2020年までの名曲が次々流れるものだから、祖母、母、わたし、と3世代で見入ってしまった

 

音楽の記憶って、本当にすごい

中学生のころ流行ってた曲がかかれば、その当時の出来事がありありと思い出せた

苦しかったことも、楽しかったことも、今思えば、人生の転機といえるような出会いも

 

上位5人は、母とふたり予想しあって楽しんだ

ユーミンとあゆ、宇多田ヒカルは入るよね)

(あと2人、だれ!)

 

結局、5位から順に

ZARD宇多田ヒカル浜崎あゆみDREAMS COME TRUE松任谷由実

という結果だった、納得だよねえ

 

その5組に関して、番組ではやはり最も売れた曲を流したので、個人的に好きな曲は流れなかった

つい、聴きたくなって番組のあとにCDのデータを探して、かける

 

ZARD「愛は暗闇の中で」

宇多田ヒカルFlavor Of Life

浜崎あゆみ「HEVEN」、それから「JEWEL」

ドリカム「やさしいキスをして」

ユーミンは…選びきれなかったけれど「雨の街を」「きみなき世界」

 

うん、見事に切ない曲ばかり、笑

昔からこういう曲ばっかり聴いているな、わたしは

 

特に好きな「雨の街を」は1973年、ユーミンのファーストアルバムのなかの1曲

朝、うっすらと意識が浮上して雨音が聴こえると、かならずこの曲を思う

 

雑音を飲む静かな雨音、激しくはないけれど決して弱くはない強さの雨

はじける雨粒 けぶるように白く霞む、空気

それらの情景を「夜明けの雨はミルク色」というたった一文で思い描かせる彼女の才能に、何度でも慄く

 

両親がユーミン好きで、物心つく前から色んなアルバムを聴き続けてきたおかげか、

かなりの曲をそらで歌えるけれど、この曲はなかでも特別

 


雨の街を