books

瞬く間に、8月 この数か月は怒涛だった 結納が終わって、新居に引っ越して、慌ただしく新しい生活 あまり焦らず、納得のゆくようにゆっくりと、と言い聞かせて まだまだ完全には整わなくとも それなりに進んでいる(気がする) この頃は、ようやく休日らしい…

ふたたびの、雪 朝リビングの窓から外を見て、うわあ、と呟いてしまった 驚きのボリューム! こうまで積もってしまうと、ちょっと笑えてくるなあ 雪を踏むと、ぎゅむぎゅむと鳴り、 あぁ、やっぱり少しあたたかくなったのね、と思う 陽も以前よりは長くなっ…

見事なパウダースノーが降り積もる夜 車から雪をおろすのも、視界が真っ白な中を運転するのも大変なのに あんまり綺麗な雪で、ちょっと感心してしまった 雪が降ると、いつもは暗闇の道さえ、明るい すべてが白くぼんやりと浮かび上がるから 昨晩は、なにか本…

久しぶりに長い連勤、やっと終わりが見えてきた、という昨夜 理由もなく、涙がこぼれてきた 何を考えても、何をしても全部だめで、 すべてが悪いように感じるし、不安ばかりが大きくなって、どうしようもない こういうときは潔く、 きちんとご飯を食べて早く…

『影裏』を読んで、映画を観て、思い出した曲がある 米津玄師(ここではハチ、とするのが正解かな?)の「ドーナツホール」 ドーナツの穴みたいにさ 穴を穴だけ切り取れないように あなたが本当にあること 決して証明できはしないんだな 人の存在を証明する…

最近、おすすめの本はある?と聞いてもらえることが多くて、うれしい 久しぶりに本を読みたい、とか 今まであまり読んだことがないんだけれど、とか 描写の美しいものでなにか一冊、とか 恋愛ものは避けて、可能ならエッセイで、とか そんなふうに、本を読も…

定期通院の日 2、3時間は平気でかかる病院なので、忘れずに本を持っていく 今日は読みかけの『警視庁情報官 シークレット・オフィサー』を 警視庁情報官 シークレット・オフィサー (講談社文庫) 作者:濱 嘉之 発売日: 2010/11/12 メディア: 文庫 病院内は感…

急に涼しく、というか、寒くなってきた 日が落ちる時間もどんどん早まってきているし あぁ、本当に夏が終わっちゃう 無印のルイボス&黒豆茶を水出しパックでたくさん作って 毎日がぶがぶ飲んでいたのに(美味しいのでおすすめです) 今週はもう、あたたかい…

『扉のかたちをした闇』という詩集のまえがきが、とても好きだ 詩は暗闇に生息するのだと思う、とあるとき私が言うと、森雪之丞さんは、でも、もしその暗闇が扉のかたちなら、あけることができる、と言いました。びっくりした。だって扉のかたちをした闇ーー…

雨の音を聞きながら、読む ひとの足跡を洗い流すお仕事 雨は立派、だなあ 『地球にちりばめられて』を読んでいるときも思ったことだけれど 多和田葉子さんの文章は、不思議な感じがするのだけれど妙に頭に残らない ふわふわとイメージのなかを漂って、けむり…

読書に関する備忘録、2回目 (1回目はこれです ↓ ) lan641.hatenablog.com 中学生になったころから、ライトノベルをよく読むようになった そもそもは児童書『水の都のフローラ』が好きで、 その作者、南房秀久さんが書いているライトノベル 『トリシア先生…

これまでの人生で一番本を読んでいたのは、小学生の時だ 1日4冊、週末は30冊近く読んでいた 単純計算でいけば、週に50冊読んでいたことになる もちろん、絵本や児童書だから文字も大きいし、 難しいものを読んでいたわけでは決してないけれど もうひたすら「…

新型肺炎の影響で、務めている会社の休みが増えた 空白の時間に何をしようか考えて、ひとまず本を読むことにした ルイボスティーを淹れたグラスとクッションを持ち込んで、和室に寝ころぶ 肌にあたるイグサがひんやりと気持ちいい 『地球にちりばめられて』…

職場の窓から、雲ひとつない青空を眺める 外は猛暑だ 向かいの大きな公園の木が、ざわざわと揺れているのを見て その揺れ具合から、風の音や勢いを、想像した 先日お墓参りに行ったときのことを、ふいに思い出す うちの墓所は、小さな山のなかにある お墓の…

原田マハ『楽園のカンヴァス』を読み終えた ゆっくりのんびり楽しもう、と思って 一昨日、一昨昨日と一章ずつ読んでいたのに、 昨日はもう、だめだった 止まることが出来なくて、三章からラストまでノンストップ ゆっくり読もうと思ったのに止まれなかった……

昨日買った本たち ・暗幕のゲルニカ ・ゴッホのあしあと ・深夜特急1 祖母が、本当にたくさん本を読むようになったので わたしは本を買う頻度が上がった 今までだったらセーブしていたかもしれない場面でも おばあちゃんが読むかもしれないから、と、いい具…

同じ短編集を読んで、弟と感想を言い合っていた 江國香織の『号泣する準備はできていた』 本の買いどきは出会ったときだと思うけれど、 読みどきは必ずしも買ったときとは限らない、と思っている この本はもう何年もそばにあったけれど、たぶん、今が一番の…