ラジオから不意に、You Raise Me Upが流れてきて
心が2015年の秋に飛んでゆく
最後の地方ブロック大会、全日程の最後の一曲、ワルツの上位決勝戦
それまで何百回と練習に使ってきたYou Raise Me Upのイントロが流れて、フロア全体が揺らめきだす
1、2、3、1、2、3、
耳に馴染むこの曲も、肌がピリピリするするような緊張感も、フロアに入る瞬間の空気も
踊っている間に見上げるまぶしい照明さえ、全部好きだな、と思う
4年かけて、やっと、心から好きだと言えるようになった
わたしが「楽しい」と思うためには、修行が必要で
きちんとここまでこれたことが、泣きそうなくらいうれしかった
すべてが消えてしまうわけではないけれど、
ここで、このライバルたちと、この相方と、踊るのは最後
本当の、ラストワルツ
一瞬で過ぎ去った1分20秒のあと、フロアの外から見ていた後輩が
「先輩たちこれで最後なんだ、と思ったら泣けてしまった」とこぼしていた
ね、本当にあっという間だった
試合を楽しいって思うための、毎日の苦しみ
4年間を振り返っても、苦しかったことが8割、9割を占めている
それでもやっぱり、やってよかったよ、こんな瞬間に出会えたから
There is no life, no life without its hunger
Each restless heart beats so imperfectly
But then you come, and I am filled with wonder
Sometimes I think, I glimpse eternity.
You raise me up, so I can stand on mountains
You raise me up, to walk on stormy seas
I am strong,
When I am on your shoulders
You raise me up…to more than I can be.
Celtic Woman - You Raise Me Up (and Concert Closing, live at the Slane Castle)