たぶん、今年最後になるであろう、両親との朝ウォーキング

凍えるかもと恐れていたけれど、

風がなかったせいか寒さもそこまで厳しくなく、よく晴れて、とても気持ちの良い朝だった

今年の締めくくりにはぴったりだ

 

しかし街に隣接しているとはいえ、やはり山は山

驚くべきことに、雪があった

街中では一瞬で溶けた先日の雪、ここにはしっかり残っていた

 

ざくざくと雪を踏んで歩きながら、母とふたり「クランブルを砕くときの音だね」なんて言い合う

自家製のクランブルを砕いて、チーズケーキの土台を作るときの音

ざくざく

 

ねこじゃらしにも、落ち葉にも、地面にも美しい霜が降っていた

写真を撮ろうと手に取って、陽射しのなかにもっていくとみるみるうちに溶けてゆく

カメラの設定をあれこれ弄っているうちに、跡形もない

なんて儚いのだろうと切なく感じるけれど、こういうものを一生愛していたいって強く思う

 

こういうものを見つけるのがわたしよりずっと上手い母と父

とくに母は綺麗なものを見つけることに関しては尋常でなく上手で、わたしのところにキラキラの落ち葉をどんどん持ってくるし

父は、木の上のほうで苔に花が咲いているのを見つけていた

1ミリくらいの、小さな粒のような花

いったいどうやって歩いてたら、あれを見つけられるの…と感心してしまった

 

まだまだ、わたしは未熟者、、、笑

視野を広く、ひっそりと在る素敵なものをできうる限り見つけながら、楽しく暮らしたいな

 

帰宅してからは、洋梨のジャムを完成させた

いくつかは、カルダモンと一緒に封をした

きっと華やかな香りのするジャムになるんじゃないかと思う、楽しみ

 

今年も残りわずか

やさしい気持ちで締めくくれるように、自分なりに手を尽くしたい