これまでの人生で一番本を読んでいたのは、小学生の時だ

1日4冊、週末は30冊近く読んでいた

単純計算でいけば、週に50冊読んでいたことになる

 

もちろん、絵本や児童書だから文字も大きいし、

難しいものを読んでいたわけでは決してないけれど

もうひたすら「本」に飢えていて、

学校の図書室と、地域の図書館の本を

片っ端から手に取っていたのだった

 

学校の図書室に、1日4回も通う生徒はあんまりいなかった

朝、業間、昼休み、放課後、で1日4回、4冊を読む

帰り道は二宮金次郎よろしく本を読みながら歩いた

 

土曜日には、母と弟と図書館に行くのが習慣で

1人10冊、のルールを駆使して25冊くらい本を借りた

5冊は弟のための「はたらくくるま」絵本を借りるのだけれど

本に飢えていたので、弟のための絵本もすべて目を通していた

 

当時好きだったシリーズもの、

わかったさん、まじょ子、わたしのママは魔女、

なんでも魔女商会、ふーことユーレイ、

はやみねかおる作品、ハリーポッター

今でも覚えている(というか今も好き)

 

このラインナップ、わたしらしくて笑っちゃうな

ファンタジーが好き、魔法が好き、女の子らしいことが好き

 

『わかったさんのおかしシリーズ』を読んで、お菓子作りをやりたい!と思ったのは

きっとわたしだけじゃないはず

 

魔法が好きで、憧れて、

アニメはおジャ魔女どれみカードキャプターさくらばかり見ていたし

漢字に四苦八苦しながらも、辞書を片手にハリーポッターを読んだ

 

 

アンネ・フランクの伝記を読んで

日記をつけてみたりもした、もちろん誰かに話しかける設定でね

毎日コツコツ、が苦手なので全然続かなかったけれど!  

 

 

そうこうしているうちに、小学3年生

図書室の隅の方に置いてあった『古事記』『今昔物語』と出会い

うっかり「えっ、おもしろ…」などと思ってしまったあたりから

わたしの人生はこう、なんというか、こうなってしまったんだな 

NHK「100分de名著」ブックス 古事記

NHK「100分de名著」ブックス 古事記

  • 作者:三浦 佑之
  • 発売日: 2014/08/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

今昔物語 (ちくま文庫)

今昔物語 (ちくま文庫)

  • 発売日: 1991/10/24
  • メディア: 文庫
 

 

古い時代の日本に興味を持った、一番最初のきっかけは

間違いなく小学校の図書室 

 

きっかけはそれだけではないけれど

結局大学で研究するところまで行っちゃうんだもの

人生って面白い

 

 

転校してからは、あまり図書室に行けなくなって

週末に図書館に行くくらいだったけれど

『アウレシア大陸記 ―歌姫、旅立つ』という本が気に入って、たぶん4回くらい読んだと思う 

 

 

父からの課題図書として

高橋克彦『火怨』や、植村直己『極北に駆ける』を読んだのもこのころ 

新装版 極北に駆ける (文春文庫)

新装版 極北に駆ける (文春文庫)

  • 作者:植村 直己
  • 発売日: 2011/02/10
  • メディア: 文庫
 

 

今振り返っても、小学生の女の子に勧める本とは思えないんだけれど、笑

『火怨』をこのタイミングで読んだことは、

のちの人生の選択に少なからず影響を与えることになった

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

  • 作者:高橋 克彦
  • 発売日: 2002/10/16
  • メディア: 文庫
 

当時、大河ドラマで『義経』をやっていて、

(それも父に見ろと言われて見ていたんだけれど)

歴史に興味を持つきっかけが、本当にたくさんあった

 

 

ハリーポッターシリーズは、初めて読んだ小学2年生以来ずっと好きで

新刊が出れば朝3時、4時に起きて読んだ

夜更かし禁止の家で、

はやく読む、且つ、まとまった時間を取るにはそれしかなかったから

(今も昔も、小説の初読は一気読みが好き)

 

家族は若干呆れていた

 

今のわたしは、我慢できずに徹夜で読んでしまうタイプだから

うん、まあ、根本的には何も変わっていないんだろうなあ

 

 

幼稚園に通っていたころ、

遠方に住むおばあちゃんの家に行くときにはリュックを渡される

「これに入る分だけ、好きなものを持っていきなさい」と

 

弟は山ほどトミカを詰めていて

わたしはしこたま本を詰めていた

どちらのリュックも重量級、両親は苦笑いしたことでしょう

 

こないだの2月、タイに旅行したとき

機内持ち込みのバッグに本を5冊も入れたことを思い返す

たぶんわたしは幼稚園児のころからたいして変化がない

すこし笑ってしまうくらい

 

三つ子の魂百まで、なるほど

 

中学に入ってからはライトノベルも読むようになった

そのあたりも、次は書いておこうかな

 

わたしの人生の、備忘録として

 

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