先週、暴風雨のために断念した登山を、リベンジ
お天気は決して良くはなかったけれど
鮮やかな木々は、来週には落葉してしまっているだろう
春は桜、秋は紅葉
美しい景色の、なんと儚いことか
その儚さも含めて、どうしようもなく惹かれるのだけどね
細く、ときに険しい登山道を歩いていくと
ぱっと木々が開けて、絶景、と呼べる景色が目に飛び込んでくる
きっとこれ、今、一番見ごろだ
春と秋の「1日」はとても重要で
桜も紅葉も、たった数日ずれるだけで、景色はまったく違うものになってしまう
だから、週末しか出かけられない私たちにとって
「今日が見ごろ、ドンピシャ…!」と思えることは、奇跡みたいなものだ
秋の天気は本当に気まぐれだし、先週のように雨が降ってしまうこともあるから、なおさら
あぁ、ずっとここにいたい、と非現実的なことを思う
実際には、風よけのない尾根では絶えず強風が吹いていて、ずっといる、なんて到底無理なんだけれど
あまりに美しくて、そう思わずにはいられない
毎年毎年、紅葉は見てきたけれど、そのどれよりも美しかった
人の作り出すどんなものより、わたしの心を奪うもの
ああ~、これ、陽が射したらどんな景色だろう…、泣
お天気だけは、思い通りにならない、くやしい
勇んで頂上まで登ったのだけれど、、、
上に行けば行くほど悪天候、笑
頂上からは360度、色とりどりの絶景が見られるはずが、2メートル先は何も見えないほどの濃霧
しかも暴風(強風、でなく暴風!)
あまりの寒さに一瞬で体温が下がり、具合が悪くなってはいけない、と
惜しみ惜しみ、振り返りながら頂上を離れた
帰路はどんどん霧が濃くなって、往路で見えた絶景ももちろん見えず…
…改めて言いたい
お天気は思い通りにならないし、山の天気はめちゃくちゃ変わりやすい
最後には雨まで降りました!
もう!笑
下山するころにはすっかり芯から冷え切って、足腰もがたがた
片道3時間以上、なかなかハードだったなあ
おつかれさま会、と称して夜ごはん
あたたかいお料理が、身体にも心にもしみた
きつかったなあ、とこぼすわたしに、父が「また行きたいって思う?」と聞いた
わたしは笑って、うん、また行きたいよ、と返した
どうして父がわたしを連れていきたいと思ったのかわかったよ
今回はお天気には恵まれなかったけれど、それでも
あの美しい景色に、また出会いたい