10年来の親友と、夜ご飯
久しぶりのはずなんだけれど、毎度のことながら
彼女とは久しぶりという感じがまったくない
弾丸のように近況をひとしきり報告し合い、一息ついたところで
彼女から美しい薔薇の花束とお手紙のサプライズ
驚いたけれど、とてもとてもうれしかった
花束にこめてくれたいくつもの意味も
帰ってから読ませてもらったお手紙も
彼女らしい優しさと愛でいっぱいで
私からも二十歳のお祝いに花束を贈ったことがあったけれど
(そのときのメッセージカードが未だに彼女の実家の冷蔵庫に貼られているという面白い事案付き)
彼女は、私では遠く及ばないほどサプライズ上手で
お誕生日以外にも、初めて大会で優勝したとき、仕事が変わったとき、、
思いもよらない、けれどとても嬉しいタイミングで花束を贈ってくれていた
丸くなった、柔らかくなった、優しくなった、と会うたび言われるので
当時の私はいったいどれほど尖っていたのかと笑ってしまう(でも自覚はある)
いい年の取り方をしてると彼女は言ってくれたけれど、
そうだとしたら本当に、ほんとうに、おかげさまでだよ、と思った
薔薇の花束に、自宅にあったカスミソウの花をあわせて、生けた
朝起きるたび、陽をあびる薔薇が美しくてふっと心が癒されている