お茶を淹れて、息をつく

今日は鹿児島の知覧茶、すっきりとした味と香りに癒される

 

Googleフォトから「昨年の今日をふり返ってみましょう」という通知

タップすると、見覚えのある写真たちが次々出てくる

あれから一年かあ、という気持ちと、まだ一年しか経っていないの⁈という気持ちが半分ずつくらい

 

長い人生というくくりで見れば、たった一年

けれど目の前の時間を思えば、一年はとても長い

 

たった一年、されど一年

365日もあればなにもかもが変わる、とも思う

少なくとも私には、大きな変化のある一年だったから

 

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部屋に投げ入れられていた福豆

笑ながらリビングにゆくと「鬼は外のぶんと、福は内のぶんだよ」とのこと

なるほど、だから2つあるのか

こうして母が季節の行事を楽しませてくれるのは

やり方は変わっても、ずっと変わらないこと

なにより本人が楽しそうなのがとてもいい

 

昔のように父が弟めがけて見事なフォームで豆を投げ、思い切りヒットさせたり

浮かれた私が、手に持った豆をバラバラこぼしながら走る(国語の教科書に載っていた『はなのみち』という物語を思い出す)こともないけれど

節分がくれば、20数年分のあたたかい記憶を

いつだって追体験することができる

 

どんなときも私や弟以上に楽しそうにしていた父と母の顔を思い出す

いつか私も、こういう大人になりたいな、と