美容院と、生け花のお稽古の週末

 

半年前まではずいぶんゆったりしていたのだけれど

このごろは予定のない日がないくらいだ

 

学生の頃は365日、予定のない日なんて無くて

1日に3つも4つも予定をぎっしり詰めて生活していたのにねえ

もうきっとできないな、なんて

 

若かったからできたこと、と思ったりするけれど

正直身体が強くないわたしは当時、毎月1回必ずダウンしていて、

「できていた」とは到底言えないのだった

 

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父方の祖母が、家の整理をしながら

使えそうな食器をたくさん用意してくれている

これからはあれもこれも、なんだって必要でしょうと

 

祖父の職業柄、たくさんのものを頂くことが多かったということもあり

あのお家にはたくさん、本当にたくさんのものがあり

その中からあれこれ見繕ってくれている

 

どんなものだってありがたいけれど、一つだけおねだりをして

祖父が生前、これはあいちゃんの、と用意してくれたコーヒーセットを

二客わけてほしいとお願いしておいた

 

コーヒーを淹れて人をもてなすのが好きだった祖父

毎週生け花のお稽古に通っていたころ、

まだコーヒーの飲めない小学生だったわたしが

一度、興味本位で母のコーヒーを分けてもらったところ

祖父はおそらくうれしかったのだろう、翌週には「あいちゃんの」カップとソーサーが用意されていた

 

全然コーヒーは飲めなかったけれど

清楚なカップとソーサーがうれしかったのを覚えている

 

今回祖母が用意してくれた食器類のなかには

カップと同じブランドの深皿があって なんだか色んなことを想った

 

そのほかにも、塗りの椀や工芸品の茶托があったりと、なんだかあのお家らしい品々

これらを使えるのは、もう少し先のことだけれど

お料理をのせるのが、今から楽しみ